燕三条の工場探訪2022(後編)
 

工場探訪

次に訪れたのは、キッチンのザルなどを製作しているスリースノーブランドの株式会社新越ワークスの工場です。元は新越金網と言う業務用のザルなどを作っている会社でしたが、アウトドア好きな方はご存じの「ユニフレーム」ブランドも立ち上げたので、会社名を今の新越ワークスに変更したそうです。
ユニフレームの商品も新越ワークスの強みである「アミ」が重要なパーツになっていると言う事です。

こちらの社屋もとても綺麗で2階がショールームと多目的スペースになっています。

当店で扱いのあるスリースノーブランド
アウトドアのユニフレームブランド、焚き火台が人気だそうです

《簡単な工程》 材料搬入→材料を効率よく切断→プレス機で本体成型(網絞り)→縁などの部品製造→検品(網栓抜き)→組み立て・溶接→検品→包装

特に本体成形ではアミの湾曲した形にするとき(網絞り)にアミが折り重ならない工夫がされていました。アミが折れてしまっていると破れの原因になったり汚れが付やすくなったりするそうです。網と枠部品の取り付けは網が枠から飛び出ないように機械で出来ないところは手作業で取り付けています。金物は気温にも敏感なのですがこちらの工場ではエアコンが完備されていていつでも同じように商品が出来上がります。また、こちらの商品は業務用としても多く使われているので金網の切れ端などの製造不良を避けるために特に検品には力を入れていました。
工場を見渡すと新しい機械が導入されていて凄く綺麗で若い方も働きやすい環境になっていました。

こちらの商品は当店人気のキッチンネットで裏ごしや油はね防止、ボールと合わせて使うと水切りにもなって多目的に使える便利なネットです。

2つの工場を訪れて思うのは製造技術の高さはもちろん検品にも力を入れていて作って終わりでは無くどのようにお客様が使用するのか想定しながらそれに答えられる商品を一つずつ確認して出荷すると言う事を大切に行なっているように感じました。いろいろな工場を訪問するたびに新しい発見がありとても楽しいです。次回の工場訪問も楽しみです。


過去の工場探訪はこちら→生活の道具なべやのスタッフ日記:工場探訪 (livedoor.jp)